令和4年度、 東浪見小学校はコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)を導入しました
学校運営協議会を設置した学校をコミュニティ・スクール(CS)と呼びます。
保護者、地域、学校が一体となって子どもの成長を支える体制を築き、「これからの社会をたくましく生き抜く力の育成」を
目指した「地域とともにある学校」づくりを進める制度です。
少子高齢化、人間関係の希薄化など、地域コミュニティの構造が大きな変化を迎えており、さらに、ICT化、グローバル化など
の急速な進展など、子どもたちの生きる未来に必要な力も大きな変化を迎えています。こうした、変化の激しい社会の中において、
子どもや学校が抱える課題の解決、未来を担う子どもたちの豊かな成長のためには、地域総がかりの教育の実現が必要と考えてい
ます。
保護者や地域のみなさまが学校運営に参画し、より一層、連携・協働できる体制の構築を目指し、学校運営協議会を設置します。
【組織】
学校運営協議会は、保護者、地域住民、学校支援者、校長など最大10名で組織し、任期は1年間です。
【3つの役割】
1 学校運営の基本方針を承認する
学校運営協議会では、子どもたちの輝く未来の創造に向け、学校と協議会が対等な立場に立ち、お互いに地域の子どもを育てる
当事者意識を持ち、肯定的で未来志向の話合いを行います。そして、地域と学校が連携・協働するパートナーとして、学校運営の
基本方針を承認いただきます。
2 学校運営について、校長または教育委員会に意見を述べることができます。
学校運営協議会では、承認いただいた「学校運営の基本方針」の実現に向けた教育活動を点検、評価し、改善の方策について
熟議(熟慮と議論)を重ねていただきます。保護者や地域住民、学校支援者などの代表による合議体として、合意形成された意
見を校長または教育委員会に述べることができます。
3 個人を特定しない教職員の任用について、教育委員会に意見を述べることができます。
学校運営協議会では、承認いただいた「学校運営の基本方針」の実現に向け、学校の課題解決や教育活動の充実のために校内
体制の整備充実を図る観点から、個人を特定しない教職員の任用について、教育委員会に意見を述べることができます。
1 子どもの成長を支える「地域総がかり」を生み出す「目標を共有する仕組み」
多様な知見を結集し、「地域の未来を託す子どもの姿」を明らかにし、その実現に向けた方策を練り上げることにより、
子どもを育む当事者意識が醸成されます。
2 子どもの成長を支える組織的・継続的な体制が構築される「持続可能な仕組み」
地域、学校が「地域総がかりで育てる地域の未来を託す子どもの姿」を連綿と受け継ぎ、地域の誇りや特色ある学校が
生み出されます。
3 子どもを地域総がかりで支える「行動を生み出す仕組み」
子どもを中心に目標を共有した上で話し合うことにより、大人の当事者としての意識が醸成され、協働の視点が明らかに
なるとともに地域と学校が双方向の関係となり、相互補完的に協働し、やがて地域コミュニティの広がりや深まりが期待で
きます。
文部科学省【コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)】